こんにちは!おでかけわんこ部特別部員のゆきです!
今回、私たちは愛犬のりんたろうと一緒に、ハイエースのばんじろうでシルバーフェリー【青森八戸〜苫小牧】を利用して北海道へ帰省してきました!
愛犬と一緒に本州から北海道へ行くには飛行機、新幹線、そしてフェリーの三択です。
私たちは今回がりんたろうを連れて3回目の帰省ですが、全てフェリーで移動をしています。フェリーを利用するメリットはなんといっても「車も一緒に北海道に行ける」事と、「一緒のお部屋で航海ができる」事!
デメリットは…予約争奪戦に勝たなくちゃいけないことと、移動時間が長いこと…(笑)
と、されはさておき!今回は往復フェリーの様子と、愛犬と行ける北海道の観光スポットをご紹介します!
記事ではおすすめの予約方法や持ち物等も紹介していきますね!
僕たちの合言葉は「WAN!VAN!FUN!」今回は北海道旅行についてをお伝えします!!
シルバーフェリーって?
今回の帰省は往復シルバーフェリーを利用しました!シルバーフェリーは青森の八戸港と北海道の苫小牧港を結ぶフェリーです。
青森八戸〜苫小牧は約8時間の船旅!
★ペット同伴室
★無料のペットルーム
ペット同伴ルームはインターネットからの予約は不可で、電話での予約になります。フェリーによって部屋数は異なりますが、だいたいが2部屋しかないので、予約開始日に予約争奪戦に勝ち抜く必要があります!(実際に帰りのフェリーで「予約取れたのすごいですね!自分は予約取れなくて…」とお話しして下さった方とお会いしました…)
ペット同伴ルームは船によって客室数や備え付けのケージの大きさが違います。
シルバープリンセス(2部屋) | 奥行107cm × 幅69cm × 高さ75cm |
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シルバーティアラ(2部屋) | 奥行89cm × 幅57.5cm × 高さ64.5cm |
シルバーエイト(2部屋) | 奥行95cm × 幅63cm × 高さ55cm |
シルバーブリーズ(5部屋) | 奥行79cm × 幅50cm × 高さ55cm |
無料のペットルームはインターネットからも予約可能です!こちらはケージを備えたお部屋で、ペットホテルのような作りになっています。
我が家はどちらも無事に往復のペット同伴ルームを予約することができました!(後ほどシルバーフェリーの方に教えてもらった裏技も紹介しますね!)
一緒の船旅って楽しいよ!でもしっかり条件もチェックしないとね!
ここで一番大切なペット乗船時の条件です!同伴条件やマナーを守って気持ちよく利用しましょう◎
・同伴できるのは小型犬か猫に限る
・船内では必ずケージやキャリーバッグ等で全身が隠れる状態にすること(貸出はありません)
・船内に設置されているケージに入るサイズであること(同伴ルーム・ペットルームどちらも)
・設置されているケージからは出さないこと(ペットバルコニーを除く)
・ペットルーム以外への同伴は禁止
ケージに入らない大型犬さんの場合は、車内残留も可能です。ただし航海中、私たちは車両甲板への立ち入りは禁止のため、わんちゃんの様子を見に行くことはできません。
安全のためにもしっかりルールを守って乗船しよう!
いざ!北海道!!
シルバープリンセスで北海道へ!
今回、北海道へ行くフェリーは八戸を8:45に出航し、16:00に苫小牧に到着するシルバープリンセスを利用しました!
東京から青森八戸港までは車で約8時間です。私たちは前日の夜に出発、疲れたら休もうと言いながら夜中走り続け、八戸港に着いたのは朝の4時でした…(笑)フェリーターミナルでは仮眠をしている車やトラックもいっぱい!私たちも駐車場の端っこをお借りして、乗船手続きの時間まで仮眠をとることに。
車での乗船手続きは出航の90分前までにする必要があります。3時間ほど仮眠をとり乗船手続きをし、久しぶりの北海道に胸を躍らせながら全員で酔い止めを飲みます。りんたろうも事前に動物病院で酔い止めを処方してもらっていたので、朝ごはんと一緒に飲んでもらいました!
シルバープリンセスのペット同伴ルームは2部屋で、どちらも定員2名のお部屋です。
同伴ルームにはケージ(奥行107cmx幅69cmx高さ75cm)が設置されています。
このケージに入らない場合は、ペット同伴ルームを利用することはできません。
お部屋にはケージの他に二段ベッド、椅子、テーブル、テレビ、空気清浄機、洗面台があります。ベッドにはそれぞれにコンセントと電気もあるので便利でした◎歯ブラシ、タオル等のアメニティはありますが、ペットシートやお水入れ等のペットアメニティはありません。後ほどオススメの持ち物も紹介しますね!
お部屋にはトイレやお風呂、シャワーはありません。トイレはお部屋を出てロビーを通り過ぎた所に、大浴場は上の階にありました。日中の航海なので、お天気が良ければ大浴場から眺める大海原もおすすめです◎また、船内には自販機コーナーやオートレストランもありました!(わんちゃんは一緒に行けません)
出航後は酔い止め効果も相まってりんたろうも私たちも即寝落ち…その後目が覚めてから海を眺めつつお昼ご飯を食べ、下船前に大浴場から海を眺め…と、そんなことをしているうちに、あっという間に苫小牧港が見えてきます。
荷物をまとめ、りんたろうをキャリーバッグへ入れ、甲板へ向かいます。今まで他のフェリーにも乗船しましたが、下船時は基本的に全員一緒に甲板へ行き、同乗での下船です。もちろん今回もアナウンスに従い、全員でばんじろうへ乗り込み下船となりました。
いよいよ久しぶりの北海道だ~~~!!!!
今回の北海道観光はここ!
◆神秘のブルー!『神の子池』
パワースポットとしても有名になった清里町の神の子池。摩周湖の地下水によってできたと言われています。水温が年間を通して低いため、水の中の木が腐らずに沈んでいるそうです。確かに、子供の時に見たのと変わらない倒木…。
数年行かない間に、昔はなかった遊歩道が出来ていてとても歩きやすくなっていました。(その分、昔ほど近いところは歩けなくなりましたが…)看板も新しく綺麗なものになっていて、時の流れを感じました。昔、実家で暮らしていたマルチーズ君と一緒に撮ったあのボロボロの木の看板が今でも忘れられなくて、今回も同じ看板とりんたろうで写真を!と思っていたのでちょっと残念…とはいえ、何年も前なので、もしかしてもう看板は朽ちてなくなっていたのかも。
神の子池の周りは整備されていましたが、道中は記憶のままでした!神の子池へ行く林道はガードレール等もなく、道幅も狭かったり広かったりで道路も舗装されていないボコボコ道です。運転には気を付けて徐行で通行してください!また、神の子池周辺は基本的に今でも電波はないようです。時期によっては虫が大量発生していることもあります。昔、夏の終わりに行った時は車から降りるのも怖いくらいのアブがいた記憶があります…虫対策も忘れずに!
一度は足を運んでほしい神秘の池、神の子池。昔から大好きな場所にりんたろうと一緒に来る事が出来てよかった~!
◆どこまでもまっすぐ!『天に続く道』
斜里町にあるこの道は約18キロの直線道路。北海道に住んでいると、正直どこまでもまっすぐな道なんてそこら中にあるんですが…高低差によってまるで天へと続くように見えるこの場所は、北海道感動の瞬間100選にも選出されているそうです。
丘の上にある「名もなき展望台」からの景色も「北海道!!!」という感じで最高!展望台の近くには無料の駐車場もありました。(5台程度)
春分の日と秋分の日あたりは天に続く道に夕日が沈む絶景も見られるそう。いつかその瞬間も狙いたいな~!
◆北海道土産でおなじみ!石屋製菓の『白い恋人パーク』
北海道のお土産で一番知名度がありそうな白い恋人。その石屋製菓が運営する白い恋人パークが札幌市西区にあります◎工場見学やショップへは同伴できませんが…ガーデンはわんちゃんOK!たくさんのお花とフォトスポット満載のパーク内はなんと入園無料!
札幌在住時代、ここから徒歩数分に住んでいたんですが…近いと行かないのが観光地…今回初めてりんたろうと一緒に楽しみました!フォトスポットも満載で、大きなからくり時計を見ることも出来て、とっても楽しむことが出来ました◎
白い恋人パークの駐車場は無料です!今回は平日に行ったのでそこまで混雑はしていませんでしたが、記憶の中の白い恋人パークは…休みの日は警備員さんが出て、駐車場待ちの長蛇の列が出来ている…というイメージ。地下鉄駅からも徒歩5分程度なので、休日に行く場合は地下鉄利用もオススメです!(札幌の地下鉄は全身が隠れた状態であれば乗車可能です)
また、白い恋人パークではオリジナル缶の白い恋人を作ることもできます!自分用のお土産に愛犬の写真で作るのも楽しいかも!
◆ネコバスに会いに行く!『戸外炉峠』
愛知のジブリパークオープンが話題ですが…(いつか行きたい…)
北海道にもなんとネコバスがあります!一緒に写真も撮れます!それがここ北海道深川市にある外戸炉(トトロ)峠です!!いつかは行きたいと思っていたネコバスに会いに深川へ行ってきました◎お天気はあいにくの小雨…とはいえ、ここはプラスに考えてトトロの2番を口ずさみながら傘をさしていざネコバス!
深川は旭川と滝川の間にある場所で、ネコバスの近くには駐車場もありました。駐車場からの景色は雨でも壮大さが伝わります。うーん…晴れている時も見たかったなぁ。歩いて1~2分でネコバスの元へ。
しっかりバス停もあったり(時刻表は七国山でした!)トトロが乗り込もうとしていたり。周りが畑なのもなんだかジブリ感…トトロ感があって最高!今度は晴れてるときにまた行きたいな~!
お店巡りもいいけど、せっかくの北海道だもん!景色を楽しみたいよね!
シルバーティアラで本州へ…
楽しかった北海道帰省…あっという間の北海道滞在…帰りは23:59苫小牧出航のシルバーティアラで北海道とお別れです…今回は「同乗者&わんちゃんは徒歩でご乗船ください」との案内だった為、運転手とは別れての乗船。
シルバーティアラのペット同伴ルームは2部屋で、どちらも定員4名のお部屋でとってもゆったり!
室内にはケージ(奥行89cmx幅57.5cmx高さ64.5cm)が設置されています。このケージに入らない場合は、ペット同伴ルームを利用することはできません。
お部屋の設備やアメニティはシルバープリンセスと同様でした。違う点はこちらの船は二重ドアだった事(ドアを開けると荷物置き場と洗面台、さらにその奥のドアで室内に入れました)、ペットバルコニーがあること!お部屋ではケージから出すことはできませんが、こちらのペットバルコニーは一緒に出ていいとの事でした。
酔い止めを飲み「さようなら…北海道…」と、ペットバルコニーから夜の苫小牧にお別れを告げ就寝…。目が覚めた頃にはすっかり陽も昇り、7:30八戸港へ到着しました。
北海道…やっぱり楽しかったなぁ…
シルバーフェリーについてのあれこれ!
◆シルバーフェリー乗船時のオススメ持ち物!
同伴ルーム、ペットルーム共通のオススメ持ち物です!
・マナーパンツやペットシート
ペットシート等のアメニティはないので、必ず持ち込むようにしてください!トイレトレーも無いので、シートだけじゃいたずらしちゃう等、必要な方は忘れずに!(荷物を少なくするならマナーパンツがおすすめです)
・折りたたみのお皿 or 給水器
ご飯は乗船前に食べさせるのをお勧めします(酔わないために)
お水用に折りたためるお皿や給水器を必ず持ち込んでください!踏んで倒しちゃう心配や、大きく船が揺れて零れちゃう心配がある場合はケージに付けられる給水器タイプがオススメです(100均でも買えるのでお出かけ用にあるといいかも!)
・いつも使っている毛布やベッド、クッション等
シルバーフェリーの航海時間は約8時間です。ベッドで一緒に寝たりは出来ないので、安心できるようないつも使っている毛布等を持っていくことをお勧めします◎また、ケージの床は固いので寝床にもなります!ひざ掛けサイズの毛布を2枚くらい持ち込むのが一番荷物が少なくてオススメです!
・舐めても大丈夫な除菌シート
清掃はされていてキレイだとは思いますが、たくさんのわんちゃんが旅をしてきたケージです。もちろんニオイもついているし、どうしても食べこぼしや汚れはあると思います。折りたたみケージを持ち込んでケージinケージにしてもいいんですが…荷物も増えてしまうので乗船時、下船時にササっと拭ける除菌シートはオススメです◎
・ティッシュ
行きのシルバーフェリーに乗って「ティッシュない!」となったので記載しました!完全に私たち人間が必要とします…行きのフェリーはなんとかポケットティッシュで凌ぎ、帰りのフェリーは箱ティッシュを持って乗船しました(笑)
バギーやカートでも大丈夫だけど、バッグだとエレベーターを待たずに階段やエスカレーターが使えるよ!また、甲板では車と車の間が狭いから、バッグタイプがオススメだよ!
◆ペットルームについて
ペットルームは利用無料でインターネットから予約可能です。
行きのシルバープリンセスのペットルームは10個で、ケージサイズは奥行97cmx幅70cmⅹ高さ80cmです。ペット同伴ルームの前の通路を通って、一度お外(甲板)に出るとペットルーム入り口がありました。船内からは行けないようです。
帰りのシルバーティアラのペットルームは16個で、ケージサイズは奥行58cmx幅40cmⅹ高さ43cmです。こちらはペットルームの奥にペット同伴ルームがあるので、同じ船内、同じ通路にお部屋があります。また、ペットバルコニーはペットルーム、ペット同伴ルーム2室が全て繋がっていました。
どちらのペットルームも航海中にお水やご飯をあげる事(ペットルームを開ける事)は出来ますが、わんちゃんを出すことはできません。(パットバルコニーへは出てもOKです)
◆ペット同伴ルームの予約方法
ペット同伴ルームはペットルームと違い電話での予約のみになります。予約開始は乗船日の2カ月前の9時からです。また、電話予約の場合はお支払いがコンビニ払いとなります。
私たちも、予約当日の朝9時に電話をし、同伴ルームを勝ち取りました!その際に予約案内の方が教えてくれたんですが…同伴ルームは電話でしか取れないけれど、ネット予約をすると割引になる&クレジットカードが使えるとの事…「ネットで乗船予約をした後に、電話でペット同伴ルームを追加予約するのが一番お得です」と裏技を教えてくださいました…!!!おかげで我が家も10%割引で乗船することが出来ました◎
まとめ
以上、シルバーフェリーで行く北海道旅についてでした!
飛行機はまだどうしても「貨物扱い」になってしまう、新幹線はなかなか距離がエグイ…何より北海道は「札幌だけ!」とか「函館だけ!」といった観光にしない限り「車がないと満足に観光もできない…」という広さです(笑)
フェリーの一番のメリットは車ごと北海道に行けるので「愛犬も乗り慣れたいつもの車で気兼ねなく道内を移動できる」事!ペットOKのレンタカーを探す手間も無ければ、移動手段がなくて見たかった景色を諦める事もありません。
もちろん飛行機や新幹線に比べると移動に時間はかかりますが…たまにはのんびり船旅も楽しいですよ◎
愛犬と一緒に自由気ままな車&船旅で、ぜひ北海道へ行ってみませんか♪
北海道で美味しいものもたくさん食べたよ!次はいつ行けるかな~?