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一眼レフで愛犬を撮影する基本とコツ【プロカメラマン伝授】(初心者向け)| シャッタースピードの設定やふんわりエアリードッグフォトの撮り方レシピを公開

こんにちは、おでかけわんこ部です。

今回は「初心者向け!一眼レフ(ミラーレス)で愛犬を可愛く撮ろう」大・大・大特集です。

プロカメラマンに一眼レフの基本の「き」から、愛犬をふんわり可愛く撮影する方法、走っている姿を止まって撮るコツなどを具体的な設定値を教えてもらいながらご紹介していきますよ〜

「露出って何?まずカメラの基本を知りたいな」
「インスタの可愛いわんこみたいにふんわり撮りたいな」
「走っている姿を止まっているように撮りたいな」

という飼い主様におすすめの記事です。

おうちに一眼レフが眠っているよという皆様〜!一眼レフの設定を理解して愛犬の最高の写真をたくさん撮りましょう♪

アンケートで分かった一眼レフカメラの悩み

おでかけわんこ部でアンケートしたところ、約6割の飼い主さんが一眼レフもしくはミラーレスカメラを持っていると回答!

そして「持っていないけど欲しい」と答えた人の割合を合わせると、約9割の飼い主様が「愛犬撮影用」のカメラに大変興味があることがわかりました!

ただ、同時に「持っているけど眠っている・・・」「結局いつもオートで撮影している」といったカメラを使いこなせていない飼い主様が非常に多いこともわかりました。

次に「どんな愛犬の写真を撮りたいですか?」というアンケートに対してもたくさんの回答をいただきました。

その中で多かった回答を発表します。

「どんな愛犬の写真を撮りたい?」で多かった回答

「愛犬をふんわり可愛く撮影したい」

「動く愛犬をブレずに撮影したい」

「黒いわんこを可愛く撮影したい」

この内容を踏まえて今回はプロのカメラマンに「愛犬の撮影」という切り口記事前半はカメラの基本を教えてもらいます。

記事後半では要望が多かった3つの撮影方法を実技を通して初心者向けにたっぷり教えてもらいます。

実際に公園で撮影した「愛犬写真の見本」と「カメラの設定値」も紹介していますので参考にしてくださいね。

教えてくれるプロカメラマンのご紹介

三好沙季カメラマン

今回初心者向けにカメラのことを教えてくれるのは、おでかけわんこ部主催の愛犬無料撮影会でも撮影をお願いしている「三好沙季カメラマン」です!

(パチパチパチ!!)

店舗撮影や人物のポートフォリオ撮影、企業HP用の撮影など全国エリアで幅広く活躍されている大阪の女性フリーカメラマンです。

※三好カメラマンの詳しいプロフィールは記事最後に記載

カメラの基本が分かれば愛犬撮影がもっと楽しく!

こんにちは!カメラも基本がわかれば撮りたい写真が撮れるようになり楽しくなってきますよ〜。カメラと仲良くなって可愛い愛犬の写真を撮れるようになりましょう♪

はいっ基本から知りたいですー!!どうぞよろしくお願いします!

露出とは?カメラの基本の「き」

まずはカメラの基本の「き」をおさえましょう!

カメラの基本で重要なものは『しぼり』『シャッタースピード』『ISO感度』という3つの設定です。

初心者向けに、それぞれの特徴をわかりやすく簡単にご説明しますね♪

(1)「しぼり」〜背景のボケ具合〜

しぼりとは背景のボケ具合を決めるものです。一眼レフやミラーレスを買う方は背景をぼかした写真を撮りたいと思っている方が多いんじゃないでしょうか?

その願いを叶えるのがこの『しぼり』なんです!

背景をぼかしたければF値を小さく

しぼり値を、英語で”焦点”という”focal”から「F値(エフチ)」とも呼ぶのですが、この値が小さければ小さいほど背景がボケた写真を撮ることができます。

わんちゃんの目にピントをあわせ、背景をぼかしたふんわりした写真を撮るのにとってもお勧め!

シャッタースピード:1/3200、しぼり:F1.8、ISO感度:100
シャッタースピード:1/1000、しぼり:F1.8、ISO感度:100
シャッタースピード:1/160、しぼり:F1.8、ISO感度:3200

広範囲でくっきり撮りたければF値を大きく

シャッタースピード:1/320、しぼり:F6.3、ISO感度:800

F値が大きいほど全体が広範囲でくっきり写ります。F値を大きくして撮るのにお勧めな時は、旅行先などで綺麗な景色を写したい時など、背景までくっきりと写るのでおすすめです。

★ワンポイントアドバイス★

しぼり値(F値)ってレンズによってそれぞれ違いますが、選ぶときのポイントはありますか?

はいありますよ〜◎レンズの選び方でワンポイントアドバイス!

背景を綺麗にぼかす写真を撮る時は、しぼりの下げられる最小数値がそれぞれのレンズで異なるのですが、しぼり値が1.8まで下げられるレンズがおすすめです。


3.2や4だとまだ背景がふんわりし足りない印象がありますが、1.8まで下げられるととってもふんわりした写真が撮れますよ!

わんちゃんはもちろん、お花やデザートなど、もう何を撮っても可愛く撮れて楽しい世界が待ってます♡

単焦点レンズ

ズームができるレンズだとしぼりが3.2や4までのレンズが多いため、単焦点レンズというズームがきかないレンズだと絞りが1.8まで下げれるレンズが多いのでご希望のメーカーで調べてみてくださいね◎

しぼり値(F値)のレンズの選び方

・しぼり値が1.8まで下げられるレンズがおすすめ

・単焦点レンズだと絞りが1.8まで下げれるレンズが多い

(2)シャッタースピード〜動きのある被写体をブレずに〜

基本の2つ目はシャッタースピードについて勉強しましょう!

シャッタースピードとはシャッターが開いている時間のことで、1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/250秒、1/500秒のように表します。


シャッターが開いている時間が1秒、2秒と長い程ブレやすくなり、シャッターが開いている時間が1/250秒、1/500秒と短くなるほど、走っているわんちゃんなど動きのある被写体でもブレずに写真を撮ることができます。

Befor シャッタースピード:1/40、しぼり:F22、ISO感度:160

上の写真はシャッタースピードが遅いためブレてしまっています。

写真がブレてしまう時はシャッタースピード優先モードにして、シャッタースピードを上げてみてくださいね。
シャッタースピードの簡単な目安として

  • お座りして止まっているわんちゃんであれば1/120秒〜
  • 走っているわんちゃんであれば1/1000秒〜

がお勧めです。

Aftar シャッタースピード:1/1000、しぼり:F2.8、ISO感度:640

シャッタースピード1/1000にすることでわんちゃんの走っている姿でもブレずに撮影できました!

★ワンポイントアドバイス★

「じゃあシャッタースピードをいくらでも上げておけばいいんじゃないか」と思いがちですが、シャッタースピードを早くすると写真の明るさにも影響してくるため、いくらでも上げておくわけにいきません。

シャッタースピードを上げれば上げるほど、レンズからカメラに光を取り込む時間が短くなるため、写真は暗く、また逆にシャッタースピードを下げると光を取り込む時間が長くなるため写真は明るくなります。

頭においておいてくださいね♪

シャッタースピードと明るさについて

・シャッタースピードを上げるほど写真は暗くなる

・シャッタースピードを下げるほど写真は明るくなる

(3)ISO感度〜写真の明るさ〜

基本の3つ目はISO感度です。

ISO感度とはデジタルカメラが光をとらえる能力を表す値です。

簡単に説明すると、ISO感度を上げると写真が明るくなり、下げると暗くなります。

下の写真2つをみてください。

シャッタースピード&しぼりは同じ設定で、ISO感度を変えると明るさがかわります。

シャッタースピード:1/2000、しぼり:F2.5、ISO感度:100
シャッタースピード:1/2000、しぼり:F2.5、ISO感度:800

★ワンポイントアドバイス★

明るく撮りたいならISO感度を上げたら良い??

ISO感度を上げすぎると写真にノイズが出てざらつきのある画質の悪い写真になってしまうため、なるべく上げずに撮りたいところ。

ISO感度目安

・外の晴れた日は100〜200

・曇りの場合は400〜800

・室内は1200〜3200

室内の写真は暗くなりがちなのでISO感度をあげることが多いのですが、上げても6400くらいに抑えれると良いですよ〜

しぼり・シャッタースピード・ISO感度の組み合わせが「露出」

ここで「露出」という言葉が出てきます。

写真は、この『しぼり』『シャッタースピード』『ISO感度』を組み合わせて撮るのですが、この3つを合わせたものを『露出』といいます。

露出ってそういう意味だったんですね!スッキリしました〜

ホワイトバランスも学ぼう

カメラの基本としてもう1つ、「ホワイトバランス」についても説明しますね!

カメラをさわっているとホワイトバランスという言葉を聞くことがあるかとおもいますが、ホワイトバランスとは”白いものが白く写るように色の補正をおこなう機能”のことをいいます。

通常生活をしていて、人の目ではわかりませんが光は青かったり黄色っぽかったり、いろんな色を持っているのです。

少し黄味がかった色味の「くもりモード」
青味がかった色味の「白熱電球モード」

カメラは時に自分が撮りたい色とは異なった色で写真を撮ることがあるのですが、その色を補正する時にこのホワイトバランスが役立ちます。基本はオートで大丈夫です。

カメラに慣れてきたら触ってみると色の表現が広がるので楽しいですよ♪

なるほどー!なんだかカメラのことわかってきた気分です〜!実際に愛犬をカメラで撮影してみたいです!

了解です◎要望の多かった愛犬を「ふんわり撮影する方法」「ブレずに撮影する方法」「黒いわんこを可愛く撮影する方法」の3つに分けて説明していきますね〜

【実技】愛犬をふんわり撮影する方法〜エアリードッグフォト〜

こんな写真を撮ります!エアリードッグフォト

おでかけわんこ部の一眼レフに関するアンケート回答の中で多かった

「愛犬をふんわり可愛く撮影する設定や方法を知りたい」
「インスタでよく見るお花畑と愛犬のふんわり写真を撮りたい」

というリクエストに応えたいと思います!

エアリードッグフォトの2つのコツ

カメラの基本がわかったところで、人気のエアリードッグフォト を撮ってみましょう♪

エアリードッグフォトを撮るのに重要なのはずばり「ぼけ感」「編集」の2点です!

①撮影編〜しぼり優先モードで「ぼけ感」を出そう〜

ピントを目に合わせて周りをぼかして撮ろう

まずは「ぼけ感」!

エアリードッグフォトではふんわりとした可愛らしい写真なため、カメラのモードを”しぼり優先モード”にして絞り値を最小にしてピントはわんちゃんの目に合わせて撮りましょう。

②編集編〜無料アプリで加工しよう〜

このエアリードッグフォトは写真加工がとっても重要です!

「ぼけ感」のある写真を撮影できたら、そのあとは”編集”がとても大切になってきます。

初心者の方には携帯で無料で使用できるLightroomという写真加工アプリがとてもおすすめです。

なんとこのアプリ、色ごとの細かな編集ができるんです。葉っぱの緑色だけ鮮やかにしたいなとか、空の青色だけくっきりさせたいなということができちゃうんです。

すごい!Lightroom早速ダウンロードしました!

先ほどの写真を加工してみました!その設定値を公開します。

  • コントラスト(写真のメリハリを調整する) ー40
  • ハイライト(白く光っている部分を調整する) ー40
  • シャドウ(影になっている暗い部分を調整する) +90
  • 露光量(写真の明るさを調整する) +20
  • 自然な彩度(写真の鮮やかさを調整する) +50
  • 彩度(写真の鮮やかさを調整する) +10
  • 明瞭度(写っているものの輪郭の明暗さを調整) ー50

すると・・・!

↓↓↓

エアリードッグフォトの完成です♡

【実技】「動く愛犬をブレずに撮影する方法」〜シャッタスピード〜

動きのある愛犬を止まっているように撮影する

「ドッグランで走る愛犬がどうしてもブレてしまう」
「ディスクをキャッチしている愛犬を撮影したい」

といったリクエストがありましたのでお応えしたいと思います!

動きにはシャッタースピードと連写

動いているわんちゃんを撮る時に必ず気をつけたいのが『シャッタースピード』。

記事前半でも説明したとおり、シャッタースピードが遅いとぶれてしまうのです。

背景をぼかしつつ、走っているわんちゃんを撮りたい場合

しぼり優先モードで、しぼりを2.8〜4くらいに設定し、わんちゃんにピントを合わせた時にシャッタースピードが1000以下になっていないかを確認して撮りましょう。

シャッタースピードが1000以下になっていた場合はISO感度を上げるとシャッタースピードも上がりますよ。

シャッタースピード:1/1600、しぼり:F2.8、ISO感度:100

走っているわんちゃんの目にピントを合わせて撮るのは、わんちゃんも動きが早くなかなかの腕が必要になってきます。

撮る時は沢山撮ったうちの数枚が成功しているイメージ。連写モードで撮影して、何回かチャレンジしてみてくださいね。

【実技】「黒いわんこを可愛く撮影する方法」〜露出補正〜

「黒いわんこを撮影するのが難しい」
「せっかくの可愛いお顔が黒くなってしまう」

といった黒いわんこの飼い主様からのお声も多かったのでリクエストにお応えしたいと思います!

黒いわんこには露出補正

写真を撮る時に黒いわんちゃんが暗くなるというお悩みも、一眼レフの「露出補正」で解決できます!

「露出補正」とは、カメラが決めた適正露出から露出を変えて、写真を明るくしたり暗くしたりすること。

露出補正の+と➖

0をカメラが決めた標準露出として、+にすると明るく、ーにすると暗く、カメラが自動的にシャッタースピード・しぼり・ISO感度を変えてくれます。

しぼり優先モードにして、しぼりの数値は最小。露出を+の方向に1メモリ〜3メモリ動かしてみましょう。黒いわんこでも明るめの写真がとれますよ。

★ワンポイントアドバイス★

もし撮る時に余裕があれば、わんちゃんの目にキャッチライトが入るように少し太陽の方にお顔を向かせてみましょう。黒いわんちゃんならより瞳に光が入ることで可愛くなりますよ。

そして大切なのが編集作業。
携帯でデフォルトで入っている写真アプリや、ご紹介した無料のLightroomで大丈夫です。
編集で『シャドウ』をあげてみましょう。
背景の明るい部分はそのままで、写真の暗い部分だけが明るくなってくれるので、わんちゃんの毛並みやお顔がしっかりわかるようになりますよ♪

シャッタースピード:1/500、しぼり:F1.8、ISO感度:100 ☆露出補正+2メモリ

プロカメラマンが実践する愛犬撮影のコツ

わんちゃんと同じ視線で撮ろう

わんちゃんと同じ目線で低い位置から!

わんちゃんを撮る時のポイントとして、低い位置から、わんちゃんと同じ目線で撮ることがおすすめです。

周囲に配慮をし安全を確保した上で試してみてくださいね♪

音のなるおもちゃでわんちゃんの目線をGET

こっちだよ〜

アンケートでも多かった「なかなか目線をくれない」と言うお悩み。

愛犬の名前を呼びながらお気に入りのおもちゃをピーピー鳴らしてみたり、大好きなおやつを手に持ちながら撮影するのがおすすめです。

まとめ〜カメラを片手に愛犬とおでかけしてみよう〜

愛犬とのおでかけがもっと楽しく♪

以上、プロカメラマンに聞いた愛犬を一眼レフ(ミラーレス)カメラで可愛く撮る方法でした。

記事で紹介した内容を参考にして、一眼レフやミラーレスで愛犬を撮影してみましょう♪

スマホで気軽に撮影できる現代ですが、一眼やミラーレスは細かい設定ができるので撮影している時間もワクワク楽しいものになりそうですね◎

特に走り回る愛犬を撮影するためにはシャッタースピードを調整できる一眼が良いなと思いました!私も早速お家で眠っているカメラで撮影したいと思います。

撮影するときは周囲への配慮を忘れず、愛犬の安全を確保した上で撮影しましょう。

撮影協力:三好沙季カメラマン

写真館・デザイン会社に勤務後、2018年に独立。
店舗撮影、ポートレート撮影会を中心に活動中の大阪の女性フリーカメラマン。

RISE photo office

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撮影モデル:タロくん (Special Thanks!!)

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この記事を書いた人

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けい@おでかけわんこ部編集長

おでかけわんこ部の運営スタッフ代表です!愛犬とのおでかけは飼い主もわんこもハッピーにします!そんなハッピーな情報を全国の飼い主さん(部員)から集めて発信していきます!!愛犬:ポメラニアン