ドイツ在住の特別部員から届いた「新型コロナおよびペットの状況」について| 犬との暮らしでの変化と日本のみなさんに今伝えたいこと

ドイツ在住特別部員のなつさんともずくくんからのドイツ便り

こんにちは。おでけかわんこ部のけいです。

おでかけわんこ部には「特別部員」というサポートメンバーがいます。

わんこと通して、特別な資格や体験を保有されている方たちなのです。

今回はドイツでプロのバレエダンサーとして活躍されている、なつさんから届いた「ドイツでのわんことの暮らし」についてお届けします。

新型コロナの影響が広がるヨーロッパやドイツの状況を、「犬との暮らしという目線」で情報をいただきました。

当初は、心配でメッセージのやり取りをしていたのですが「ドイツのリアルな状況や日本のみなさんへのメッセージを伝えられるなら」と記事という形で発信することになりました。

なつさん、大変な状況の中ありがとうございました。

なつ

現地にいるからこそ実際に見たり入ってくるリアルな情報、少しでも多くの人に知って頂きたいです。日本がヨーロッパやアメリカみたいにならない為にも…。宜しくお願いします。

ドイツの状況やなつさん自身の今について

犬との暮らしについてお伺いする前に、まずドイツの今の状況やなつさん自身の今について詳しくお答えいただきました。(ご回答日付 2020年3月30日)

なつさんの言葉のままお伝えする方が、よりリアルで伝わりやすいと思いましたので今回はインタビュー風ではなく、なつさんからいただいた原文のままで掲載します。

なつさんが暮らす街の状況について

観光地でも人は数えきれるほどに

ドイツでは現在(3月29日)、感染者数が6万人を超えています。


そして現在、ドイツ全土ではありませんが、私が住む街を含め、ほとんどの都市に外出禁止令が出されています。

ただし、スーパーやドラッグストア、薬局、病院、ペットの散歩などの必要最低限の外出のみ許可されています。

スーパーやドラッグストアではトイレットペーパーやパスタ類がなくなる等、日本と同じ現象が起きています。
私もスーパーやもずくのお散歩で少し外に出ることはありますが、それ以外は外に出ることがありません。
本音を言うと外に出ることが怖いです。

もしかしたら自分が気付いていないだけで感染しているかもしれない、それを拡散してしまうかもしれない、道やスーパーですれ違った人が感染しているかもしれない…

そう思うと、とても外に出たいとも思えない状況です。

私の家は観光地のど真ん中にあるのですが、普段人が多くいる観光名所やショッピングモール付近、広場は、数え切れるくらいの人数しか歩いていません、時間帯によっては、そんな街の中心部でも人が一人としていません。


そんな光景を見たことがなかったので、まるで都市伝説の中に入ってきたような、映画の中にいるような、とても不思議な反面、とても不気味に感じてしまうくらいです。

ドイツの医療現場と合言葉

閑散としたドイツの街

私自身、仕事に行くことができなくなり、もうすぐ3週間が経ちます。


私のように仕事に行きたくても行くことができない人、仕事を失ってしまう人、沢山います。


その反面、病院で働いているお医者さんや看護師さんは毎日毎日増え続ける一方の感染者の方達の治療で24時間ほとんど休みなく働き続けています。

ですが、場所によっては治療器具が足りなくなってきている、医療関係者に必要なマスクや使い捨て手袋などの不足が問題になってきています。


お医者さんや看護師さんは休みなく働き、顔中がゴーグルやマスクでできた傷跡だらけになっているニュースを見ました。

そして、病院で働くお父さんやお母さんをまるで戦場に送り出すかのような気持ちで見送るその家族…
切なくて仕方がないです。

ドイツのみに限らず、ヨーロッパ中、アメリカ中の医療関係者の方々は悲鳴を上げています。

世界中の医療関係者の方々が口を揃えて言うことは、

“We stay at work for you, you stay at home for us.” (私達はみなさんの為に働きます。みなさんは私達の為に家にいてください。)

基本的なことです。しかし、それがこの期に及んでもできていない人達、できなかった人達が多すぎました。

若者は行動力があるからこそ危険

イギリスでは先日、21歳の基礎疾患がない健康体の女の子がコロナに感染して亡くなりました。

イタリアでは若い人達の重症化が増えています※。

日本のニュースを見ていると、若い人達は重症化するケースが少ない、そればかり報道しています。

ですが、現実はそれが問題になってきています。今やもう、高齢者の方や持病がある方々だけがターゲットではありません。

若くて行動力があるからこそ、危険なんです。

また、フランスのマクロン大統領は言いました。


私達はウイルスとの戦争状態にある

本当にその通りです。

※2020.4.3追記

【若年層の重症化について】直近のニュースでは、若者の重症感染者はこの時から更に増え、4~5ヶ国で既に10代の基礎疾患がない健康な子達が亡くなっています。

日本のみなさんへ「他人事ではない、感染力のスピードは脅威」

今の日本はちょうど1か月前のヨーロッパととてもよく似た状態です。

ヨーロッパも1か月前までほとんどの人が他人事でした。アジア人に対する差別もしていました。

ですが約1週間後、イタリアでの感染者が急増しました。それから一週間、また一週間…

そして現状…

このウイルスの怖さは一つは感染力の早さです。

一度急増してしまったらそこからはとんでもないスピードで感染していきます。

日本もヨーロッパのようになる前に、早く多くの方に気付いてほしいです。

そして、とにかく外出を控えてください。

政府が言ってから気付くんじゃ遅いんです。

犬との暮らしについて変化や注意していること

次は、犬やペットとの暮らしの変化について聞きました。

どうしても後回しにされがちのペット用品などの在庫はあるのか?注意していることは?

など詳しくなつさんが答えてくださいました。

お散歩は行けていますか?

はい、わんことの散歩は禁止令の中に入っていません。

ドイツを含めヨーロッパは、わんこ達の散歩は必要最低限のこととして意識付けられています。

お散歩で気をつけていることなどありますか?

できるだけ家の敷地内、周りで済ませるようにしています。

家の敷地内にある広いスペースで遊ばせたり、家の周辺をぐるぐると歩き回っています。やはり普段通り遠くまで歩く、というのはその分すれ違ったり会う人も増えるので、今は我慢しています。

あとはあまり人が外に出ていない時間帯に行く、他のわんちゃんに会っても近付けない等、これらは比較的ほとんどのわんちゃんの飼い主さん達が意識しているように思います。

お互いのわんこが遊ぼうと近付きたくても、飼い主同士があえて離れた場所に連れて行きます。これは決められてはいませんが、暗黙の了解のようになっている部分ではあります。

また、今のこの状況ではわんちゃん同士だけじゃなく、散歩中に会う人達にも触らないよう距離感をもっています。

それから、散歩後の手や足、口や鼻回りのシャワー、ブラッシング等は普段以上に念入りにやっています。

ドッグフードはみなさん行き届いているのでしょうか?

ドッグフードはネット通販を利用しているとのこと

小さなペットショップはまだ開いているところもあるみたいです。あとはスーパー、ドラッグストアにもドッグフードは売っています。

ただ、少なくとも私を含め、私の周りの人達はインターネットで愛犬に合うご飯を選び注文している人が多いです。

私の場合は、希望のご飯がAmazonで注文できるので、そこで注文しています。(郵便局の配達員さんなどは現在も働いています。)

ただし、家に配達されたあとは念のため段ボールの表面、中、パッケージの表面、全てを除菌シートで消毒してから家に入れるようにしています。

また、スーパーで買うおやつやウェットフードなども帰宅後は全て除菌してから片付けるようにしています。

犬の衛生用品(トイレシーツなど)は行き届いていますか?

手洗いができるトイレマット

はい、こちらも問題ありません。

というのも、ドイツでは家の中でおトイレをさせる習慣がなく、ほとんどのわんちゃん達はお散歩の時に外で全て済ませています。

私の場合は、将来日本に帰った時の為、非常事態に備えて家の中でのトイレトレーニングもしているので一応トイレマットは敷いてあります。

私が主に使っているのは日本でも馴染みあるトイレマット、そして、手洗いができるトイレマットです。

手洗いができるトイレマットが1枚あると、普通のトイレマットを替える機会が少なくなります。なのでとてもコスパが良くなりますよ。

その他わんことの暮らしにおいて注意していることは?

もずくと一緒に暮らしていて、コロナに対してもずくに心がけていることは先程同様、できるだけ家の周辺でのお散歩、他のわんちゃん達や会う人達とできるだけ近付けない、帰宅後のシャワーやブラッシングは念入りに、を心がけています。

あとは、ストレスを溜め込まないよう、家でも私が忙しくないときはできるだけ多くの時間遊ぶようにしています。

現時点では、今流行っているコロナの種類は人から動物への感染に関しては明確な結果が出ていませんが、動物には感染することがないという説が強いそうです。

ただし、新型コロナ自体が新しい為、今後その結果が変わる可能性もあります。

現状の中でできることは、わんこ達の対策もそうかもしれませんが、飼い主側の対策が重要だと思っています。

もし飼い主さんが感染したら自宅でも病院でも隔離されてしまいます。その間誰かが愛犬を引き取りに来るということもできません。散歩にも行けません。

そうなったら愛犬の面倒は誰が見てくれますか?
愛犬を守ることは、自分自身を守ることでもあるんじゃないでしょうか。

まとめ〜愛犬を守るために〜

私自身、なつさんの言葉を聞いて自分の行動を見直すきっかけになりました。

特に最後の一文が胸に突き刺さりました。

自分を守ることは、愛犬を守ることにも繋がります。

なつさん、大変な状況の中でとても詳しくありがとうございました。

「日本のみなさんに伝えられるなら」

という、なつさんにお気持ちに応えるため是非この記事を読まれた方は、お友達や犬友達にシェアしてください。

ペットエマージェンシーカードを持とう

表面
GREEN DOGさんが販売しているカード
裏面
愛犬のかかりつけ病院やお薬の情報もあれば追記

ペットフードなどの通販で人気の「GREEN DOG」さんがこのようなカードを販売されていました。

私自身も知らなかったのですが、

「自分にもし不測の事態があったときに自宅にペットがいることを伝える」

カードです。

こういったカードに、緊急連絡先やかかりつけの病院、持病やお薬の名前なども一緒に書いておくとよりスムーズに伝わるかと思います。

今回のこのコロナに関わらず、いつ自分に不測の事態が起こりえるかもしれません。こういったカードをご自身で手作りしておくのもいいですね。

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この記事を書いた人

けい@おでかけわんこ部長

けい@おでかけわんこ部長

おでかけわんこ部代表(部長)。愛犬はポメラニアンです。愛犬とのお出かけをきっかけに元気になりました。全国の飼い主さんとわんこに沢山のワクワクを届けることが目標です!