こんにちは。おでけかわんこ部のけいです。
おでかけわんこ部には「特別部員」というサポートメンバーがいます。
わんこを通して、特別な資格や体験を保有されている方たちなのです。
今回は元トリマーさんの「ますみん」さんにインタビュー!
今回の特集は「犬のおうちシャンプーの方法について」です!
自宅での犬のお手入れの方法やコツを元トリマーさんの視点で紹介していただきました◎
動画での解説つきですので是非参考にしてくださいね!
元トリマーです。家庭でのわんこのお手入れ方法や情報を発信できればと思っています。飼い主さんとわんこがハッピーに過ごせるようにお手伝いしていきたいです。一緒に楽しみましょう!
犬のシャンプーの頻度や注意点は?
まず犬のシャンプーの頻度や注意点などについて聞いてみました!
犬のシャンプーの頻度や温度は?
犬のシャンプーの頻度ってどれくらいでしょうか?
犬のシャンプーはだいたい月1~2回程度です。シャンプーのしすぎは必要な皮脂を落としてしまいますのでご注意を。お風呂は毎日入っても大丈夫ですよ◎
犬のシャンプーの温度はどれくいですか?
シャンプーのお湯の温度は35~37℃ぐらいのぬるめのお湯です。 夏場でも体が冷えないようにお湯で洗いましょう。お風呂につかる場合は 37℃前後で長風呂はダメです。呼吸が早くなるようならすぐに出るようにしましょう。
シャンプーの前に準備しておくことは?
犬のシャンプーをする前にしておいた方がいい準備とかはありますか?
事前にブラッシングをして毛玉をとっておくことと、暴れてしまう場合のわんこは犬用のバスタブを準備してあげましょう。そして可能であればシャンプーの前に肛門絞りもしてあげましょう。
- シャンプの前にブラッシングしておく(毛がからまったままだと汚れが落ちにくく、水で固まるとほぐれにくくなって取る時に犬に負担がかかってしまいます。)
- 犬用のバスタブを準備してあげましょう(暴れてしまう場合)
- 可能であればシャンプーの前に肛門絞りもしてあげましょう
犬用のバスタブっていうのがあるんですね!お値段も1000円台からお手頃ですし、折りたためるのがうれしい!
肛門絞り!これは自宅でやったことがないのですが簡単にできますか?
はい月に1回程度はしてあげた方がいいです。 肛門腺を絞らないと分泌液が溜まって肛門嚢が炎症や化膿を起こし悪化すると破裂して手術が必要となることもあるんです。お尻を床に擦り付けたり、肛門を舐めたりするのは分泌液が溜まっている可能性があるためチェックしてあげましょう。そして分泌液はとても臭く周囲に飛び散ることもあるのですぐに洗い流せるようにシャンプーの前にしてあげることがおすすめです。
肛門絞りの方法とは?
- おしりを濡らす
- 片方の手でしっぽの付け根をもって真上に持ち上げる
- 4時と8時の位置にもう片方の手で親指と人差し指を置いて肛門より指1本分くらい奥を指で挟み軽く揉む
- 肛門にむかって下から優しくゆっくり押し上げるように絞り上げる(野球ボールの縫い目のようなカーブを描くように押して絞り出す)
- シャワーをかけて洗い流す
準備ができたら・・・!いよいよ犬のシャンプーの方法をご紹介します!
動画でも解説していきますので是非参考にしてくださいね!
犬のシャンプーの方法や手順・注意点を解説!
(1)犬の全身を濡らす
背中→おなか→四肢→頭→顔の順にお湯をかけて全身を濡らしましょう。
◆鼻や耳の中に水が入らないようにしましょう
◆頭と顔を洗う時は水圧を落としましょう。
(2)シャンプーをあわ立てて優しく洗う
犬用のシャンプーで泡立てて優しくマッサージするように洗いましょう。
順番は「体→おしり→四肢」を洗い、最後に「耳→頭→顔」を洗ってすぐにシャンプーを洗い流す。
目の周辺はシャンプーが入らないようにすすぎの直前に洗いましょう!
どうしても目や顔周りを嫌がるわんこはどうすればいいですか?
通常は自然に目を閉じてくれますが 顔まわりや耳は嫌がるわんこもいますよね。そんな場合は少量を手や、かためにしぼったガーゼ、スポンジで軽く泡立ててふき取るようにシャンプーをしてあげましょう。
目ヤニはどうしたらいいですか?
目ヤニはお湯でふやかしてから 優しくふき取ってあげましょう。
◆爪を立てずに指の腹で優しく洗いましょう
◆内股、爪、指の間、足裏はにおいや汚れが溜まりやすいので特に丁寧に洗いましょう
◆ 耳はヒラヒラのところを指で揉みほどく感じで裏表しっかり洗いましょう。
◆ 顔を洗う時、嫌がる場合はスポンジやガーゼで優しく洗いましょう。
◆ 目、鼻、耳の中にシャンプーが入らないように 注意しましょう。(万が一目に入った場合はすぐに洗い流しましょう。シャンプー後に目が充血したり痛がっていたら 病院に連れて行きましょう。)
(3)シャンプーを洗い流す
「頭→顔 →耳→首→背中→おなか→おしり→四肢」と体の高い位置からシャンプーを洗い流します。
目や顔まわりを流すのを嫌がるわんこはどうしたらいいでしょうか?
シャンプーを流す時もガーゼやスポンジにきれいなお湯を含ませて、なでるように濡らして丁寧にシャンプーをふき取ってあげましょう。ガーゼやスポンジを使うなら シャンプー用とすすぎ用と別にして使った方がシャンプーが終わってすぐ洗い流しやすいです◎
◆頭と顔を洗うときは水圧を落としてシャワーヘッドを当てながら後頭部から前に流しましょう。
◆耳を流す時は親指で耳の穴をふさぎながらすすぎ残しがないように念入りに流しましょう。
ここまでの流れを動画で確認しましょう!
補足
リンスをする場合
リンスは洗面器に薄めて首から背中にかけて被毛全体に手でなじませましょう。シャンプー後と同様にお湯でしっかり流しましょう。
洗い終わったら
すぐに優しくタオルでしっかり水気をふきとりましょう。ドライヤーから出る風の温度は低め(弱・中)に調整して熱風を直接当てないように注意しましょう。飼い主さんの手に1度当てて直接熱風が当るのは避けてあげましょう。
半乾きは臭いの元になるのでしっかり乾かしてあげてくださいね!
愛犬への声かけも大事!
終わった後は「がんばったね」と褒めてあげておやつをあげるといいですよ!
シャンプーの間も「お利口さん」とか「名前」など呼んで話かけながらするといいです◎!
なるほど!やっぱり声かけ大事ですね!そしてご褒美もやっぱり大切◎わんこに楽しい思い出として記憶してもらいましょう♪
おすすめのシャンプーは?
犬専用の低刺激性のシャンプー 犬専用のオーガニックシャンプーなど なるべくハーブや植物エキスなどの天然成分の内容が表示されている物がおすすめですが、それぞれ犬の皮膚の強さは違います。体調や年齢によっても皮膚に変化があるので愛犬の皮膚、被毛の変化に応じてシャンプーを選んであげましょう。
どうしても嫌がる場合やアレルギーのわんこはプロに任せる
嫌がる場合は無理にやらずに トリマーさんにシャンプーをお願いしましょう。 また皮膚が弱い、アレルギーがある場合は獣医さんに相談してからシャンプーしましょう。
まとめ
私自身、愛犬のシャンプーはずっと動物病院でお願いしていましたが、
「雨上がりの散歩で泥んこになってしまった・・・」
「次の病院まで時間が空いてちょっと愛犬が臭くなってきた・・・」
といった場面もありました。
今回ますみんさんに動画でも解説していただいて、元トリマーさんならではの注意点やコツもお聞きできたことで
「なんだか私にもできそう!」な気がしてきました。
愛犬と一緒に過ごす時間の中で「シャンプーをする」という今までとちがうスキンシップが素敵な刺激になるかもしれませんね!
ますみんさん!とっても詳しく解説ありがとうございました!