こんにちは。おでかけわんこ部の代表・けいです!
今回は福岡にある『このこのごはん』でおなじみのブランド「コノコトトモニ」を運営する株式会社ゆずずさんの新オフィスにおじゃましてきました。
実はわたしの愛犬もずっと「このこのごはん」の大ファンで6年ほど毎日美味しそうに食べてくれています。

今回の訪問には、そんな愛犬も一緒に同行しオフィスの取材、そしていつものごはんのお礼を直接伝えに行ってきました。
この記事では、ペットフレンドリーな新オフィスの設備や工夫、そして代表・中島さんへのインタビューを通して、犬と人が心地よく働くためのリアルな取り組みをご紹介します。
ブランドのやさしさが、空間にもチームにもあふれていた取材体験を、ぜひ最後までご覧くださいませ!
株式会社ゆずずとは?

株式会社ゆずずさんは、「人間の食品と同じ基準で作る」をモットーに、国内工場で製造された安心・安全なドッグフードなどを提供している会社です。
主な商品ラインナップには、
- 小型犬向け総合栄養食「このこのごはん」
- シニア犬用「シニアのためのこのこのごはん」
- 大型犬向け「大型犬のためのこのこのごはん」
その他、わんちゃんのお口のケアをサポートするふりかけ「このこのふりかけ」や、わんちゃんの体型維持と関節の健康をサポートする「このこのおやつじゅれ」などなどわんちゃんの健康を食生活からサポートする商品で愛犬家からもとても人気があります。
わんちゃんファーストで作られたオフィス
以前はペットNGのオフィスだったそうですが、チームメンバーも増えて新オフィスを検討されていたタイミングで2024年12月“ペットフレンドリー”な新オフィスへと移転されました。
新オフィスは約590平方メートルのワンフロア。
フロアの一部には人工芝が整備され、わんちゃんがリラックスできる空間が広がっています。柵やゲージは設けず、出入り口を二重扉にすることで安全に配慮しながら、社員とわんちゃんが共に過ごせるオープンなレイアウトを実現。
さらに、わんちゃんが走り回っても滑りにくい床材の採用や、コード類を柱の中に埋め込む施工など、細部にわたって“わんちゃんファースト”の工夫が施されています。
その他のポイントとして:
- エレベーターは2基のうち1つがペットOK
- 空気清浄には業務用エアドッグを導入
- 自然光がたっぷり入る明るい空間
社内には撮影スタジオや社員のリフレッシュスペースも完備。広い会議室ももちろんわんこOKで、実際に会議に同席することも。
特に“新商品の試食会議”などでは、わんこが主役で参加することもあるそうですよ。
インタビュー「ペットフレンドリーオフィス」へのこだわりや想い

実際にオフィスで働く社員さんたち、そしてオフィスのわんちゃんたちがどんな日常を送っているのか——。 その裏側には、どんな想いと工夫があったのでしょうか?
株式会社ゆずず代表の中島さんと事業部長の本村さんにお話を伺いました。
もともと社員の中にわんこを飼っている人が多く、自然と「一緒に出勤できたら…」という声が増えていきました。わたし自身も動物が大好きなので、そんな声を形にしたいと思っていました。
日によって異なりますが、出社するワンコは常時4〜6頭ほどです。
はい、実はあるんです(笑)。たとえばSNSに登場する“広報犬”として撮影に参加したり、新商品の試食に協力したりしています。日常の様子が商品づくりのヒントになることも多いので、社員の一員として立派に活躍していますよ!自宅勤務の“自宅警備わんこ”もいます。出社しているわんこは、入口のボードに名前が貼られていて一目でわかります!

やはり“ペット可”のビルを探すことです。最終的には、グループ会社の株式会社オモヤで利用している現在のビルのオーナーさんにダメ元で相談したところ「ペットOK」で新たなフロアをペットフレンドリーオフィスとして貸していただけることになりました。契約前には、実際にわんこを連れてきて吠え声やにおいなどをチェックする実証実験も行いました。上下階のテナントに影響がないことを確認し、正式に契約に至りました。
人とわんちゃんが共に快適に過ごすために、ルール作りは大切です。
【人間ルール】食べ物の放置禁止(誤食防止)、スリッパへの履き替え、2時間以上の離席時は愛犬を連れてこないなど。
【わんこルール】マナーパンツ着用、基本的なしつけ、ノミダニ予防、ワクチン接種の証明。初回は誓約書・わんちゃんのトリセツの提出が必要です。

わんちゃんをきっかけにより一層に社内外のコミュニケーションが増えました。普段関わりの少ないグループ会社のメンバーとも交流が生まれたり、チーム間の会話も自然と増えたように感じます。一緒に出社できるようになったことをきっかけに、新しくわんちゃんをお迎えするスタッフも増えました。わんちゃんにとっても、特に子犬期には人や環境に慣れる「社会化」がしやすい環境になっています。

リアルなユーザーとの交流イベントを今後も継続予定で、直接お声を聞ける場所としてこのペットフレンドリーなオフィスを活用していく予定です。今後も“一生涯にわたってお付き合いできるブランド”を目指して、ライフステージに合わせた商品展開を強化していきたいです。
取材を終えて〜ブランドのやさしさが息づく人とわんちゃんの心地いい共生を感じるオフィス〜

やさしいパステルカラーで統一された空間、窓から差し込むあたたかな光、そしてそこに集うわんちゃんとチームメンバーたちの、仲間としての信頼と優しさに満ちた空気。
そのすべてに、「このこのごはん」ブランドが大切にしている“やさしさ”が詰まっているように感じました。
特に印象的だったのは、壁いっぱいに飾られていたアンバサダーわんちゃんのタペストリー。 ただの“商品を買う人”ではなく、ブランドと一緒に時間を重ねる“仲間”として大切にされている姿に、胸があたたかくなりました。
この場所に流れる空気は、オンラインだけでは伝わらない「想い」そのものでした。
これからも「このこのごはん」と株式会社ゆずずさんの活動を、いちファンとして、そして同じくペットと暮らす者として心から応援していきたいと思います。
おでかけわんこ部編集長
けい