こんにちは!おでかけわんこ部です。
11/16(土)~11/17(日)の2日間、大阪で開催されたイベント「パナソニック保護犬猫譲渡会」が、大阪ビジネスパーク(OBP)ツイン21アトリウムにて開催されました。
おでかけわんこ部として初日の16日に取材をさせていただきましたので、当日の様子をイベントレポートにまとめました。
そして「どうしてパナソニックさんが保護犬猫の活動を?」などの気になる点もイベント企画担当者様にインタビューしてきましたのでお届けしたいと思います。
パナソニック保護犬猫譲渡会って?
パナソニック保護犬猫譲渡会とは「犬猫について、考えよう。知って、学んで、新たな出会いをつなぐ場所」としてパナソニック株式会社が主催するイベントです。
2022年に初めて開催され、今回で5回目の開催。
これまでに延べ1万8千人以上の方々が来場し230頭以上の犬猫が幸せなご縁に結ばれている、国内最大規模の譲渡会イベントです。
出会いから、その先のしあわせな暮らしもサポート
譲渡会のほか「家族になった保護犬猫の今。」を写真とメッセージで紹介する写真展や、犬猫について学べるトークイベント、そして犬猫とのくらしに役立つ家電を体験できる家電展示コーナーなど出会いのその先に待つしあわせな暮らしにも触れられる、他の譲渡会とは少し違う様々なコンテンツが用意されています。
当日のイベントの様子をレポート
今回おでかけわんこ部として初めて「パナソニック保護犬猫譲渡会」にお邪魔してきました。
11/16当日の様子をイベントレポートにまとめました。
日本最大級の譲渡会コーナー
2日間で約200頭が集まる日本最大級の譲渡会。
第一部は保護猫、第二部は保護犬で合間に休憩時間も設けられており、家族を待つ犬猫に負担が少ないよう時間帯が分けられていました。
里親希望者は、事前に予約した時間に譲渡会エリアへ入場します。(完全事前予約制)
譲渡会に参加した方々は、まず犬猫のことをよく知る動物保護団体のスタッフさんから個々の犬猫の性格やバックグラウンドを聞き、お迎え後の暮らしをイメージしながら時に真剣に、時に朗らかに家族を待つ犬猫と触れ合っておられました。
(今回、認定NPO法人 てとてとしっぽさんに許可をいただきブースで譲渡会の様子を撮影させていただきました)
てとてとしっぽさんは関西・関東近郊でずっとの家族とのご縁を繋ぐ活動をされているほか、看護・介護などの特別なケアが必要な子たちを最後までお世話をする看取り保護ボランティアや授乳期の小さな子たちを救うミルクボランティア・動物福祉水準の向上の為の啓発活動などを通して、身勝手な理由で飼育放棄される動物の収容ゼロを目指されています。
ブースでは保護犬猫ちゃんのカレンダーやトートバッグ・マスキングテープなどの販売も行われていました。
学びコンテンツ(ステージイベント)
犬猫といっしょに暮らす上で大切なこと、お迎えする上での心構えや準備、犬猫にとって幸せなこと、飼い主の責任についてなど、専門家の方々からのお話や、映像・パネルを通して知識を深めることができるステージイベントも。
専門家のトークを聞きながらメモを取ったりと前のめりになって聞いている方も多く、これからお迎えを検討している方にはとても良い機会になったのではないでしょうか?
譲渡会以外は予約なしで参加可能なので、通りがかった一般の方も「なんだろう?」と足を止めてたくさんの方が関心を持って聞き入っておられたのが印象的でした。
チャリティマーケット
保護犬猫のためにできるアクションとして各動物保護団体さんによるチャリティマーケットも開催されました。
人気アーティストのミヤギユカリさんとコラボした本イベントのオフィシャルチャリティグッズが販売されたり、俳優の坂上忍さんが運営する動物保護ハウス「さかがみ家」をはじめ、様々な動物保護団体のオリジナルグッズの販売がありました!
チャリティグッズの収益⾦は、本イベントに参加の動物保護団体に寄付し、保護⽝や保護猫の⽣活費(フード代など)や医療費に使⽤されるとのことです。
元保護犬・元保護猫たちの写真展
元保護犬・元保護猫の現在の幸せな姿を、写真と愛情あふれるメッセージで紹介する写真展の開催も。
パネルに写る幸せに満ち溢れた犬猫ちゃんたちのお写真と、飼い主さんから添えられた愛情いっぱいのメッセージを見ながら思わずハンカチで涙を抑えながら立ち止まっておられる方もたくさんいました。
家電コーナー
人と動物とのくらしをもっと快適にする便利な家電が体験できるコーナーも。
ニオイや抜け毛、お留守番などのお悩みを解決する製品や、あったら安心できる住環境を整えるための製品を会場で体験することができました。
ペットとの生活を想像しながらいろんな家電をその場で体験することができるため、参加者の方々も興味津々でパナソニックのスタッフさんに質問をされていました。
パナソニックのイベント企画担当者さんにインタビュー
〜人も犬も猫も「家族」みんなが幸せに暮らせる社会の実現を目指して〜
どうしてパナソニックさんが保護犬猫譲渡会を始められたのでしょうか?当時のきっかけや想いについてお聞かせください
当社はこれまでにも、次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」の動物保護団体様への寄贈活動や、SNSのアクションを通じた寄付金のお渡しなど、活動を続けてまいりました。 パナソニック主催の譲渡会は2022年に初めて開催しましたが、それも「ジアイーノ」の寄贈活動の中で、動物保護団体様から「譲渡会の場所が欲しい」とリクエストいただいたことが始まりでした。
実際やってみるまではどのくらい来ていただけるのか、反響があるものなのかわからなかったのですが、結果的に初回開催でのべ4200名以上もの方々にご来場いただくことができました。ご参加の保護団体さんからも、ご来場の方からも「とても社会的意義のあること。パナソニックを企業としても応援します。ぜひ続けてください」など、かなりの熱量・長文での継続開催を希望するお声をたくさんいただきまして、それが社内でも推進する力になりました。
これまでに5回の保護犬猫譲渡会の開催をしており、のべ2万3千人以上*の方々が来場し、230頭以上の譲渡につながっています。 イベントでは、その場に集まった皆様の「犬や猫のためにより良い未来を作りたい」という一体感がありますので、その空気を実際肌で感じた経営幹部もこの活動を応援してくれています。 *24年11月の大阪の来場者を含む。
今回のイベントの参加頭数・譲渡申込みの件数は?
参加した保護犬・保護猫はのべ196頭、イベント期間中の譲渡申込のみで105件となっております。
(イベントをきっかけに後日、保護団体様の施設へ訪問され、譲渡申込に至る例も多くあります。)
このイベントを通してのパナソニックのスタッフさんの変化などあれば聞かせてください。
私達は譲渡というマッチング機会の提供だけではなく、保護犬猫問題の背景への学びや、譲渡後の犬や猫と幸せに暮らし飼い遂げていただくための情報提供も重要だと考えています。
イベントでは犬や猫との暮らしを快適にするパナソニックの製品をご紹介していますが、こうした事業と結びついた社会貢献活動であり、会社全体で社会問題解決のために取り組み、そこに参加するというのは社員にとっても良い経験となっています。
お客様から商品やイベントに対して直接温かい言葉をいただくこともあり、「世の中でお役立ちできている実感がわき、実務へのモチベーションが上がりました」「同じ意識をもった他部門、他社賛同企業様を今後も増やしていき、コラボ商品や共同開発等もしていき、お客様に価値を感じていただけるように全体で盛り上げていきたい」という参加社員の声もありました。
今後の「パナソニック保護犬猫譲渡会」の展望や、それを通して実現されたい未来などのビジョンを聞かせてください
私達は、人も犬も猫も「家族」みんなが幸せに暮らせる社会の実現を目指しております。
全国では年間約1万2千頭の犬猫が殺処分されており保護犬猫を取り巻く環境は依然厳しい状況にあります。環境改善にはまず保護犬猫を知ってもらうことが大事だと考えます。 パナソニックの開催する譲渡会には「譲渡会というものに初めて参加した」という方が非常に多く、実際に24年11月の大阪開催では80.7%の方々が初参加の方々でした。
当イベントを体験して、「保護犬・保護猫を迎え入れたい」と感じた方は77.7%、「迎え入れることはできないが応援したい」という方も21.2%と、我々の開催した譲渡会で現状を知ったうえで、次のアクションを起こしたいという方が98.9%となっております。
「どの動物保護団体を選んでよいのか、自分では見極めが難しいので個別の譲渡会には行けないでいた」「パナソニックの譲渡会に行ってみて雰囲気がわかったので、次は個別の団体開催の譲渡会に行ってみたい」というお声もたくさんいただいております。 パナソニックが開催することで、気軽に来ていただける場づくり=「入口」としての役割を果たせていると考えております。
初めての場所になるからこそこだわっていることもあります。
◾️譲渡会コーナーは、混雑緩和のため事前予約制を導入するものの、雰囲気を知っていただくため、予約なしでOKの「見学エリア」を用意すること
◾️それぞれの動物保護団体の存在や活動内容を正しく理解いただくこと
(例えば、正式譲渡時には費用が発生すること、それは実際にかかった医療費の一部負担金としてであり、それぞれの保護団体には譲渡会には来られない終生看取り覚悟の子や、高齢や病気のために医療費がかかる子もたくさん生活していること、なども含めた理解)、また最前線で活動されている各団体の方の想いを持ち帰ってもらえるように生のお話をきけるトークステージの場を用意すること
◾️「飼い遂げる」ための犬猫との暮らし方、学びの提供
◾️お迎えできない方であっても、保護犬猫のためになるアクションを提示できるようにチャリティマーケットを開催すること
などがあります。
犬や猫を家族に迎えたいと思った時に、保護犬や保護猫を譲り受けて暮らすことがあたりまえのことになれば、不幸な犬や猫を減らすことにつながります。 くらしを便利で豊かに、人や社会が幸せになることを目指すパナソニックにとって、おなじ家で一緒に暮らす動物たちも家族であると考えています。 人と動物が家族として一緒に暮らすことの尊さはどこでお迎えした子であろうと同じです。
パナソニックは、保護犬猫支援の活動や、動物たちと暮らす毎日を快適で健やかにする製品や事業の提案を通じて、いま犬猫と暮らしている方も、そうでない方も、 人も犬も猫も、家族みんなが幸せに暮らせる社会になるように取り組んでまいります。
とても素敵なお話をありがとうございました!!
まとめ
今回現地取材をした「パナソニック保護犬猫譲渡会」。
保護犬猫と飼い主さんの出会いの場としてだけでなく、出会った後の生活についても学べるコンテンツが盛りだくさんで、とても素敵な保護犬猫譲渡会でした。
人と動物と企業の絆
そして何より、パナソニックさんという誰もが知る大企業が保護犬猫活動をしているというところが大変大きな意義だと感じました。
参加された方からも
「パナソニックさんのインスタグラムでこのイベントを知った」
「パナソニックさんだから安心して参加できた」
という声がありました。
保護活動に関して一番大切なこと。それは
”まず保護犬猫の存在を知ってもらう”
ことだと思います。
パナソニックさんだからこその情報発信力と、そして何よりの圧倒的な安心感があります。
この譲渡会イベントでは参加者の方と、普段はなかなか触れ合うことのないパナソニックのスタッフさんとの交流が、「愛する動物」を通して自然に生まれており、とても優しい空気が流れていました。
今後もこのパナソニック保護⽝猫譲渡会で多くの新しい家族が生まれ、多くの幸せが生まれるコミュニティになっていくと強く感じました。
おでかけわんこ部としても今後もパナソニックさんの活動を応援していきたいと思います!取材にご協力いただいた皆様、ありがとうございました!